リフクラ 法人向けのご案内
1on1は、組織でいちばん
価値のある30分になれる。
1on1にその可能性を感じている方の理想を、「こなす時間」で終わらせないために。 リフクラは、部下が話す材料を持って座る習慣と、対話を深める進行の形を用意しました。 この2つが、その30分を変えていきます。
リフクラが担当するのは、会話の中身です。
リフクラは、AIの問いに答えて書く内省支援アプリです。 1on1の前に社員が話す材料を用意する内省の習慣と、1on1の進行支援(ペアリフレクション)を提供します。
まず、ご自身のアカウントで試せます。登録は無料で、1on1で使うペアリフレクションも無料のまま使えます。 会社としてのご契約(5ライセンスから)は、試したあとで決められます。
費用
1ライセンス 月650円(税込)です。5ライセンスからご契約いただけます。
回収
すでに投じている1on1の時間投資を機能させる費用です。試算を見る
始め方
登録は無料です。まずご自身で試してから、1部署・数名でのご契約に進めます。
会社契約なしで、チーム単位で今日から試すこともできます(部門長・課長の方はこちら)

「1on1の日程と記録は整っている。それでも、会話の中身は変わらない」。多くの企業で聞く声です。
1on1を続けている職場では、支援ツールの有無にかかわらず、こんな場面がよく語られます。
- 1on1の日程は、カレンダーの定期予定で毎月きちんと回っている。ただ、会話の中身はいつも同じだった
- アジェンダのテンプレートは用意した。実際に埋まっていくのは、業務の進捗報告だった
- 「最近どう?」と聞いても「特にないです」。沈黙を埋めるのは、いつも上司の側だった
- 記録は残るようになった。ただ、読み返しても対話が深まった実感は持てなかった
見覚えのある場面があったかもしれません。私たちも、同じ場所に原因を見ています。運用のまずさのせいでも、上司の聞き方だけの問題でもありません。
会話が変わらないのは、部下が話す材料を用意する仕組みと、マネージャーの進行を支える仕組みが、どちらも用意されてこなかったからです。

1on1の中身は、部下が持ち込む材料と、マネージャーの進め方の、両方で決まります。
話す材料を持ってきた部下との1on1は、自然と深くなります。 反対に、話すことがないまま始まる回は、近況報告で終わりがちです。 そして、同じ部下の同じ話でも、マネージャーの受け止め方と進め方しだいで、会話が深くも浅くもなります。 どちらも、多くの職場で見られる光景です。
この2つの場面が示すのは、1on1の中身が一つの変数では決まらないことです。 会話の深さは、部下が持ち込む材料と、マネージャーの進行や受け止めの両方で決まり、どちらか一方の努力だけでは深くなりません。 そしてこれは、どちらかの資質や怠慢の問題でもありません。 内省の習慣は、仕組みの支えなしには身につきにくいものです。 30分の進め方も、これまで個人の技量に委ねられてきました。 部下とマネージャーの双方に、仕組みの支えがなかっただけです。 会話を深める責任が両側にあるなら、支えも両側に要ります。 だからリフクラは、部下の側には話す材料を用意する内省習慣を、マネージャーの側には進行を支えるペアリフレクションを用意しました。
一方、多くの1on1支援ツールが得意なのは日程・アジェンダ・記録の管理で、この2つの支えを用意する仕事は、そこに含まれていません。 管理をいくら整えても、会話の中身が変わらない理由はここにあります。
1on1支援ツールとリフクラは、担当する仕事が違います
リフクラが担当するのは、下の表の下段3つ、会話の中身に関わる仕事です。
| 対話をめぐる仕事 | 一般的な1on1支援ツール | リフクラ |
|---|---|---|
日程調整 面談の設定・調整の自動化 | ||
面談の記録 アジェンダ・議事メモの保存 | ||
リマインド 実施忘れの防止・運用の定着 | ||
1on1で話す材料の準備 部下が日々の内省習慣で、話す内容を事前に用意できるようにする | 内省習慣 | |
1on1の進行 用意された問いの流れに沿って、二人で30分を進められるようにする | 進行支援 | |
本音を書ける状態づくり 匿名の共同リフレクションで「本音を出しても大丈夫」という経験を先につくる | 内省習慣 |
すでに1on1ツールをお使いの場合、やめる必要はありません。日程と記録はいまのままで、下段3つをリフクラが追加で担当する分業です。
1on1の前|内省習慣
社員の内省習慣が、1on1で話す材料をつくります
1on1で話す材料がたまっていく
朝と夜に5分のチェックイン・チェックアウトを書き、深めたい日は15分のセルフリフレクションに進みます。この習慣で、1on1で話せる材料が平日のうちに社員の中にたまっていきます。
AIの問いが、考えを深める
リフクラのAIは、説教をしません。先に問いを差し出して、本人が考えて書くのを待ち、書き終えたところで受けとめるコメントと一言を返します。「〜すべき」という断定でプレッシャーをかけることは、設計として禁じています。自分では気づかない角度から、考えが深まっていきます。
「本音を書いても大丈夫」という経験が先にできる
みんなで週末リフレクションでは、匿名(動物名)のまま、参加者の言葉が一つの物語にまとめられます。評価と関係のない場で、本音を外に出しても問題ないという経験を先に積めます。
1on1の30分の使い方が変わっていく
部下が、話す材料を持って1on1に来るようになります。30分を話題探しに使う必要がなくなり、すでにある材料を深めることに使えます。
01の「言葉のストック」を作っているのが、たとえば朝のこの画面です。いまの気持ちを選んで、どうしてそう思うかをひとこと書く——この分量の言葉が、毎日たまっていきます。
朝のチェックイン画面——実際の画面の再現です(スクリーンショットではありません)。
チームの中で本音を出しても不利益を受けない、と感じられる状態は、心理的安全性と呼ばれます。Googleが社内の180チームを分析した調査「Project Aristotle」は、効果的なチームに共通する5つの因子のうち、この心理的安全性を最も重要な因子だと結論づけています。リフクラの匿名の共同内省が育てるのは、その手前にある「本音を言葉にしても大丈夫だった」という個人の経験です。チームの心理的安全性そのものを保証するものではありません。
1on1の中|進行支援
1on1の進め方は、ペアリフレクションが用意します
同じ制度でも、マネージャーによって1on1の深まり方には差が出やすいものです。 その差は個人の資質ではなく、30分の進め方を各自の技量に任せている構造から生まれています。 ペアリフレクションは、その進め方を仕組みの側で引き受けます。上司と部下が同じセッションをリアルタイムに共有し、用意された問いの流れに沿って二人で進める内省ワークです。 進行が仕組みとして決まっているため、マネージャーは特別な研修を受けなくても、相手の話を聞くことに集中できます。 実際の30分の流れは、次のセクションでステップごとに示します。
内省習慣が話す材料を用意し、ペアリフレクションが進行を支えます。この2つで1on1を機能させるのが、リフクラの設計です。
問いの設計は、国際的な対話技法ORIDを「意味」で拡張したリフクラ独自のフレームワークORIMDに基づいています。ORIMDは、対面のワークショップでの実践を重ねて磨いてきたものです。リフクラの開発・運営は株式会社TIELECが行っています。運営者の情報は特定商取引法に基づく表記からご覧いただけます。
ペアリフレクションの30分は、この流れで進みます。
進行を仕組みで支える、と前のセクションで説明しました。ここからは、その仕組みが実際にどう動くかを、順に見ていきます。 上司と部下の1on1で使う場合、標準の30分は次の5つのステップで進みます。 1時間の枠がとれる日のために、後半の問いも用意されています。 書いてあるのは、すべて現在の画面の動きです。
二人で同じセッションに入ります
部下が「プレイヤー」(問いに答える役割)、マネージャーが「サポーター」(問いを選んで支える役割)を選びます。どちらかがセッションを作り、共有用のURLを相手に送れば準備は終わりです。以降、二人の画面は同じ内容をリアルタイムに映します。ビデオ会議と組み合わせれば、リモートの1on1でも使えます。
入ったあとの二人の画面。同じ問いと回答が両方に映ります——実際の画面の再現です(スクリーンショットではありません)。
マネージャー側で起きること
アジェンダの用意は要りません。この後の進行は、画面が順番に案内します。
部下が、今日のテーマを決めます
「仕事と成長」「気持ちと向き合う」「私の価値観とは」などのカテゴリからテーマを1つ選び、そのテーマにした理由を短く書きます。
マネージャー側で起きること
選ばれたテーマと理由は、その場でマネージャーの画面にも表示されます。今日の話題を探すやり取りから始める必要がありません。
AIが用意した問いに、部下が答えます(5問)
各ステップで、AIが問いの候補を作ります。マネージャーが候補から問いを選び、部下がそれに答えます。回答は書いても、音声で話しても構いません。問いは「事実・感情・解釈・意味・決定」の5つの角度で組まれています。
問いの例
「キャリアについて考えるとき、普段どのような場面や人との関わりが印象に残っていますか?」
事実を確認する問い
「ここまでの内省を通じて、どのような感情の変化がありましたか?」
感情を確認する問い
いずれも、リフクラの問いセットに実際にある問いです。ワークの中では、テーマとそこまでの回答に合わせて、AIがその場で候補を組み立てます。
マネージャー側で起きること
問いを考えるのはAIの仕事で、マネージャーは候補から選ぶだけです。部下の回答はマネージャーの画面にも映り、記録として残ります。手を動かしてメモを取り続ける必要がないため、本当の意味で、相手の話に集中できます。
5問のあとは、中間フィードバックの時間です
ここからは、マネージャーが部下へ、フィードバックを伝える時間です。この画面に着くと、前半の回答を踏まえたフィードバック用の問いの候補を、AIが自動で作ります。二人で問いを1つ選び、マネージャーは、聴いて感じたことや自分の考え・経験を率直に伝えます。心に残った言葉はメモに残せて、メモは音声でも入力できます。この時間は、フィードバックが相手への送りものになるように設計されています。言葉は差し出しても、その言葉で相手を動かそうとはせず、受け取り方は部下に委ねます。問いを渡すだけで終わらせず、相手の考えを受け入れながら、二人でともに考えるための場です。
マネージャー側で起きること
フィードバックの切り出し方を、その場で一人で考える必要がありません。AIが出した問いの候補から、二人で選んで始められます。
1時間枠のとき
1時間の枠がとれる日は、後半の問いでさらに深められます(5問)
標準の30分は、前半の5問と中間フィードバック、このあとのまとめで時間いっぱいになる設計です。この流れだけでも、内省は十分に深まります。1回に1時間とれる日は、まとめの前に後半へ進めます。形式は前半と同じで、AIがそれまでの回答の内容を踏まえて、次の問いの候補を作ります。
マネージャー側で起きること
進み方は、二人で選べます。中間フィードバックのあとに「まとめへ進む」ボタンが表示され、押せばまとめへ、押さずに進めば後半の問いへ移ります。
最後に、AIがこの回のまとめと、対話のための問いを作ります
二人で進めた内容をもとに、AIがまとめの文章を生成します。まとめには「話し合ってみよう」という枠が付き、残りの時間で二人が話し合うための問いかけが3つ添えられます。まとめで終わりではなく、そこから対話が始まる設計です。記録は二人それぞれの履歴に残り、いつでも見返せます。
マネージャー側で起きること
まとめを書き起こす作業はありません。残りの時間も、生成された問いかけからそのまま対話を続けられるため、使い方に迷いません。次の回は、前回の記録を見てから始められます。
この流れは、どのペアでも同じです。進行がマネージャーの技量に左右されないのは、この形が仕組みとして画面に組み込まれているからです。
この形式で回数を重ねると、問いの立て方や聴き方が、マネージャー自身にも身についていきます。
※ アプリ内では、1回の目安を30分〜60分と案内しています。標準の5ステップは30分、後半まで進める回は1時間が目安です。
1on1は手段です。目的は、一人ひとりが考える力を発揮できる状態を、整えていくことです。
ここまで、1on1を機能させる仕組みの話をしてきました。ただ、1on1も支援ツールもその仕組みも、それ自体が目的ではありません。 制度の目的は「1on1が実施されている状態」ではなく、社員一人ひとりが自分の頭で考え、持ち味を発揮して働けている状態にあります。生産性は、その結果としてついてくるものです。
その状態は、社員の日々の動き方に表れます。 相手がどう受け取るかを考えてから動ける。問題が小さいうちに気づける。機会を思いつきで終わらせない。 そんな社員の顔が、思い浮かぶかもしれません。 この動き方を共通して支えている力が、メタ認知です。 自分の思考や感情を、一段上から見る力のことです。

メタ認知が育つと、社員は日々の仕事でこう動けるようになっていきます
相手に配慮して動ける
発言や行動の前に、相手がどう受け取るかを一度確かめられます。対人関係の質が上がり、チームの連携が滞りにくくなります。
リスクに先回りできる
いまの進め方を続けると何が起きるかを、作業の途中で一段引いて確かめられます。問題が小さいうちに気づき、大きくなる前に手を打てます。
チャンスを実現まで運べる
機会に気づいたとき、自分に足りないものと次にやるべきことを把握できます。思いつきで終わらせず、実現まで進められます。
この3つの行動が積み重なって、個人とチームの生産性が上がっていきます。
この力は、内省の反復で鍛えられます
メタ認知は、生まれつきの性格ではなく、自分の考えや感情をいったん言葉にして、あとから見直す反復で育っていく力です。 リフクラの内省習慣は、この反復を毎日5分の形にしたものです。
関連する研究
業務後の内省の効果を測った実験があります。ハーバード・ビジネス・スクールの研究論文(Di Stefano、Gino、Pisano、Staats、2014年)では、企業のコールセンターの新人研修で、一部の研修生だけが1日の終わりに15分、その日の学びを書いて振り返りました。最終の研修テストの成績は、振り返りを行ったグループのほうが、行わなかったグループより平均22.8%高くなりました。
※ この数字が示すのは、業務後に書いて振り返るという行為そのものの効果です。リフクラの導入効果を証明するものではありません。
リフクラが組織に提供しているのは、1on1の改善そのものではありません。 メタ認知という基礎能力が、社員一人ひとりの中に貯まっていく仕組みです。 1on1は、その変化が最初に目に見える場所です。
ですから、リフクラの費用は、1on1改善ツールへの支出ではありません。組織の基礎能力への投資です。
投資には、回収の見通しが必要です。 短期では、すでに払っている1on1の時間投資が機能し始めます。 長期では、メタ認知という基礎能力が組織に残っていきます。 まず短期の回収の大きさを、次のセクションで示します。
新しい投資ではなく、すでに払っているコストの回収です。
1on1を運用する組織では、マネージャー全員の予定表に、毎月1on1の枠が並んでいきます。 「この制度に、かなりの時間を割いている」。そうした組織でよく聞く実感です。 数字にすると、その実感のとおりの大きさになります。ツールの利用料に加えて、全社の「1on1の時間」という人件費が、すでに投じられているからです。 下の表は、その投資の大きさを試算したものです。
1on1の時間投資の試算(例)
前提は保守的に置いた仮の数字です。貴社のマネージャー数・単価に置き換えれば、そのまま再計算できます。
- マネージャー
- 20名
- 1人あたりの部下
- 5名(1on1の組は100組)
- 頻度・時間
- 月1回・30分
- 人件費換算
- 4,000円/時
前提(例)
- 毎月の対話時間
- 100組 × 30分 × 2名(上司・部下)= 100時間
- 毎月の人件費換算
- 100時間 × 4,000円 = 40万円
- 年間
- 約480万円 + ツール利用料
計算
※ 面談前の準備や記録の時間は含めていません。含めれば、金額はさらに大きくなります。
会話の中身が変わらないまま続くと、この時間投資は、かけた時間に見合う対話をまだ生んでいないことになります。 裏を返せば、投資額を増やさなくても、ここには回収を大きくできる余地が残っています。
リフクラの費用は、1ライセンス 月650円(税込)です。この既存投資を機能させるための追加費用にあたります。
上の試算と同じ100名の組織なら、年78万円です。年間約480万円の時間投資を対話として機能させるために、この費用を足す考え方です。
費用のほかに、社員の時間も新しくかかります。使い方によって幅があり、朝夜に5分ずつ書けば1人あたり1日10分、週に一度まとめて振り返る使い方や、1on1の前だけ使う形なら、もっと少なくなります。 いずれの場合も、そこで書かれた言葉はそのまま1on1で話す材料になり、目標管理やキャリア面談の準備も兼ねていきます。 1on1の30分を話題探しに使わなくなる分もあわせて、対話にかかる時間の使い方が変わっていく設計です。 そして、同じ時間でも、どこに置くかで効き方は変わります。毎日短く書く時間と、週に一度まとめて考える時間は、別の役割を持っています。貴社に合う置き方で試算されることをおすすめします。
研修や1対1のコーチングと比べると、リフクラは「全員の習慣として続く」点が違います
マネージャー研修
単発・数十万円規模から
受けた直後は、効果を実感しやすい施策です。ただし日常に戻ると薄れやすく、効果を維持する仕組みは研修そのものには含まれていません。
1対1のコーチング
1人あたりの単価が高い
効果は深い一方、組織全体に広げると費用が大きく膨らみます。
リフクラ
全員の習慣として継続
社員一人ひとりの毎日に組み込まれ、習慣として続いていきます。費用は人数に応じた従量制のため、数名の部署から全社まで、同じ形で広げられます。
企業プランの料金は、1ライセンス 月650円(税込)です。
5ライセンスからご契約いただけます。月額×利用人数のシンプルな従量制で、100名の組織なら月65,000円・年78万円です。 貴社の人数・進め方に合わせたお見積もりは、お問い合わせいただければお出しします。
※ 下の「立場別のはじめ方」にある月550円は、個人でご契約いただくプレミアムプランの価格です。企業プランのライセンス(月650円)とは別のプランです。
アカウント登録後、管理画面から組織を作成し、カード決済で最短当日からお使いいただけます。請求書・領収書は管理画面からいつでも取得できます。50ライセンスを超えるご契約・請求書払い(銀行振込)は、お見積もりからご相談ください。
預ける時間に、見合うかどうか。
上の試算は、1on1に使われている時間を人件費に換算したものです。会社サイトのシミュレーターでは、ここに社員が内省に使う時間と、いま見えないまま失われている時間を並べて、1年後にどちらが上回るかを試算できます。人数・平均年収に加えて、内省にどれだけ時間を使う想定かも、貴社の使い方に置き換えられます。
リフクラ 導入効果シミュレーターを見る会社サイト(tielec.net)が別タブで開きます。ご利用にはメールアドレスの入力が必要です。
同じ習慣が、心の健康づくりにも効いていきます。
リフクラは、メンタルヘルス対策のツールではありません。AIの問いに答えて書く、内省支援のアプリです。 ただ、朝と夜に自分の状態を言葉にする習慣は、厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」がメンタルヘルスケアの土台に置く「セルフケア」——労働者自身がストレスに気づき、対処すること——の、毎日の実践になっています。
厚生労働省の指針が定める「4つのケア」
セルフケア
労働者自身がストレスに気づき、対処する
ラインによるケア
管理監督者による職場環境の改善と相談対応
事業場内産業保健スタッフ等によるケア
産業医・衛生管理者等による支援
事業場外資源によるケア
外部の専門機関・専門家による支援
出典: 厚生労働省「労働者の心の健康の保持増進のための指針」。リフクラが受け持つのはセルフケアの習慣づくりのみで、他の3つのケアを代替するものではありません。
対処は、気づいた時点で始まっています
ストレスへの対処は、気づくことから始まります。 チェックインとチェックアウトでは、毎日、いまの自分に言葉を当てる時間が数分あります。 「なんとなく重い」が「あの案件が気がかりだ」という言葉になった時点で、漠然とした不調は、向き合える対象に変わっています。 この気づきを、研修の日ではなく毎日の習慣として持てることが、内省習慣の付随効果です。
関連する研究
感情や経験を書き出すことの効果は、心理学で「筆記開示(expressive writing)」として1980年代から研究されてきました(Pennebaker、1986年〜)。健康な参加者を対象にした複数の研究を統合したメタ分析(Smyth、1998年)では、書く群のほうが心理的なウェルビーイングや健康指標が改善したと報告されています。
※ これらの研究が示すのは、書くという行為そのものの効果です。リフクラの導入効果を証明するものではありません。また、リフクラは心の不調の診断・治療を目的とするものではありません。
会社に見えないから、セルフケアとして機能します
この習慣がセルフケアとして機能する前提は、正直に書けることです。 リフクラでは、個人の記録は直属の上司にも、会社にも開示されません(情報開示の3段設計)。見られる前提の言葉は、どうしても演技に寄ります。誰にも見られないからこそ、自分の状態をそのまま言葉にでき、気づきが早くなります。 心の健康づくりの文脈では、この「会社に見せない」設計は制約ではなく、機能するための条件です。
健康経営の文脈では、こう位置づけられます
うつ病・不安障害で失われる労働日(世界・年間)
約120億日
それによる生産性の損失(世界・年間)
約1兆米ドル
出典: 世界保健機関(WHO)「Mental health at work」ファクトシート(2024年)の推計。
心の健康は、福利厚生の話ではなく、経営の話になっています。
健康経営に取り組む企業では、リフクラの内省習慣を、社員のセルフケアを日常の形にする施策として位置づけられます。経済産業省の健康経営優良法人の認定基準にも、メンタルヘルス対策に関する評価項目が含まれています。 ストレスチェック制度や産業保健の取り組みの代わりになるものではありませんが、それらが年に一度の「測定」だとすれば、内省習慣は毎日の「実践」を受け持ちます。
リフクラの主目的は、あくまで内省の支援です。 ただ、自分の状態に毎日気づける社員が増えていくことは、結果として、組織の心の健康づくりを下支えします。 経営層へのご説明では、前のセクションの投資回収とあわせて、この観点もお使いいただけます。
お立場によって、最初の一歩は違います。
立場ごとに、始め方をご案内します。
部門長・課長の方
会社契約がなくても、チームだけで今日から始められます。
メンバーが個人アカウントで登録するだけで、稟議は要りません(社内のセキュリティ規程によっては、情報システム部門への確認をおすすめします)。登録は無料で、ペアリフレクションも無料のまま使えます。無料プランでは、過去の履歴の閲覧とAIフィードバックの利用に制限があります。全機能を使う場合はプレミアムプラン(月550円・税込/人)で、お支払いは個人単位です(部署で立て替える運用もできます)。日々の記録は、直属の上司を含めて本人以外には見えません。ペアリフレクションで相手に共有されるのは、その場のセッションの回答だけです。効果を感じてから、会社への展開もご相談いただけます。
今日からの3ステップ
- 1.メンバーがトップページから無料登録します
- 2.二人でペアリフレクションのセッションを開き、URLを共有します
- 3.次の1on1を、その画面の流れで30分進めてみます
人事ご担当者の方
社長・役員へのご説明用に、1枚の資料をお渡しします。
内容は、課題・費用・回収の見通しの3点です。健康経営・セルフケアの観点からのご説明が必要な場合は、その観点も含めてご用意します。お問い合わせの本文に「説明資料希望」とお書き添えいただければ、ご用意します。情報収集の段階のご依頼でも構いません。ご依頼をきっかけに、こちらから営業のご連絡を重ねることはありません。
人事責任者の方
データの開示範囲と、効果の仕組みからご確認いただけます。
企業に開示する情報は、3つの層に分けて設計してあります。効果は、内省がメタ認知を鍛えるという因果で説明しています。どちらも、このページの中でご覧いただけます。
社長・役員の方
すでに1on1に投じているコストの試算からご覧いただけます。
1on1を運用する組織は、ツール利用料に加えて、年間数百万円規模の時間投資をすでに払っています。リフクラの費用は、1ライセンス 月650円(税込)です。その時間投資を機能させるための追加費用にあたります。
コーチ・カウンセラー・キャリアコンサルタントなど、ご自身のクライアントワークでのご利用は、専門職向けのご案内をご覧ください。
組織に提供するのは、この3つの機能です。
3つとも、いま実際に動いているものです。開発予定の機能は、このページに載せていません。
01
1on1の前|内省習慣
一人ひとりの、内省の習慣
朝と夜、1回5分のチェックイン・チェックアウトで、一日の始まりと終わりに短く言葉を書きます。深めたい日は、AIの問いに答えて進む15分のセルフリフレクションで掘り下げられます。さらに、目標の設定と振り返りを繰り返す「夢サポ」、キャリアの棚卸しとこれからの方向性を整理する「人生ナビ」も、同じアプリの中にあります。目標管理・キャリア面談の下準備など、1on1以外の場面にも内省の習慣がつながっていきます。
02
1on1の前|内省習慣
みんなで週末リフレクション
一週間に書かれた言葉が、金曜の夜、匿名のまま一つの物語にまとめられて週末に届きます。参加者は動物の名前で表示され、誰の言葉かは分かりません。名前も役職も出ないため、本音を書きやすくなります。リフクラ独自の機能です。
03
1on1の中|進行支援
ペアリフレクション
上司と部下が同じセッションを共有し、問いの流れに沿って二人で進める内省ワークです。1on1を、この形式のまま進められます。30分の流れは、上の「ペアリフレクションの30分」で示した通りです。
この3つの機能は、企業プランでまとめて使えます。メンバー全員がAI機能を回数の上限なく利用でき、組織単位のアカウント管理に対応します。導入時のセットアップは運営がサポートし、運用の形は組織の状況に合わせてご相談いただけます。
個人の記録は、企業に開示しません。だから、お渡しするデータの質が保てます。
「社員の書いた内容は、会社からどこまで見えるのか」。 法人のご相談で、必ずいただく質問です。 リフクラの答えは、個人の記録を隠して終わりにするのではなく、企業に開示する情報の範囲をあらかじめ設計して示すことです。
記名のアンケートに当たり障りのない回答が並ぶ光景は、多くの組織で見られます。 会社に見られる前提で書かれた回答は、報告や建前に寄りやすくなります。 リフクラの回答が正直になるのは、本人以外は誰も読めない場所に書かれるからです。 そして、正直な回答から作った統計や傾向は、見られる前提で書かれたデータより実態を反映します。 個人の記録を見せないのは、企業にお渡しするデータの質を保つための条件です。
企業に開示する情報は、次の3つの層に分かれます
| 情報の層 | 企業への開示 | 内容と設計 |
|---|---|---|
| 個人の記録 | 開示しません(永久) | 内省の回答・記録そのもの。データベースの行レベルセキュリティ(RLS)により本人のアカウントからのみ参照でき、所属企業の管理者を含め、他者がアクセスする経路は構造的に存在しません。これは方針ではなく、実装済みの事実です。 |
| 統計 | 開示します | 利用率・継続率・部署別の参加状況など、個人を含まない数字。最小人数に満たない集団の数値は表示しない設計(k-匿名性)で、少人数の部署から個人が逆算されることを防ぎます。この層は現在準備中で、この範囲・この設計で提供する方針です。 |
| 空気感 | 開示します | 匿名化・集約した言葉をAIが分析し、組織全体の傾向だけを文章にしたレポートです。誰の言葉かは辿れない形に集約したうえで、いま組織で何が起きつつあるかを読める言葉にします。この層も現在準備中で、この範囲・この設計で提供する方針です。 |
※ 準備中の統計・空気感の2層は、ダッシュボードのような特定の画面を先に約束するのではなく、ヒアリングのうえ、レポートのご提供からご相談ベースで始めます。 なお、この3層の設計は社員側にも同じ内容で明示します。会社に見えるのは統計と空気感の2層だけだと社員が分かっていることが、正直な回答の前提になるからです。
情報システム・管理部門からよくご確認いただく項目
| 確認項目 | リフクラの設計 |
|---|---|
| 個人の記録へのアクセス | 内省の回答・記録は、データベースの行レベルセキュリティ(RLS)により、本人のアカウント以外から参照できません(上の表「個人の記録」の層のとおりです)。 |
| 企業向けの閲覧・集計機能 | 個人の回答・記録を企業側に見せる機能は存在せず、今後も作りません。組織向けに提供するのは、上の表にある統計・空気感の2層に限ります。いずれも個人が特定されない形です。 |
| 社内での匿名性 | みんなで週末リフレクションの参加者は匿名の動物名で表示され、編まれる物語からも個人は特定されません。 |
| AIに入力されたデータの取扱い | AIが内省の回答を処理するのは、問いやフィードバックの生成に必要な範囲に限られます。AIの処理には外部AI事業者のAPIを利用しており、APIで送信されたデータがAIモデルの学習に使われない契約形態を採用しています。 |
| 通信の保護 | アプリとの通信は、すべてTLSで暗号化されています。 |
| データの保管場所 | 保管リージョンなどデータの保管環境の詳細は、このページには載せていません。下記のセキュリティチェックシートでお渡しします。 |
| 端末・環境の要件 | アプリのインストールは不要で、スマートフォン・PCのブラウザから利用できます。端末への配布作業やネットワーク設定の変更は原則不要です。 |
この表にない項目や、データの保管環境の詳細は、セキュリティチェックシートの形でお渡しします。お問い合わせの本文に「セキュリティチェックシート希望」とお書き添えいただければ、ご用意します。
この開示範囲は、ページ上の約束にとどまりません。利用規約 第24条(企業・組織契約)で、会社が個人の記録を閲覧できないこと・その開示や削除を求められないことを、契約条件として明文化しています。
リフクラが企業に提供するのは、社員が自分のために続けられる内省の習慣と、個人を特定しない形の組織データです。
導入までの流れ
進め方は2つあります。どちらも、まず1部署・数名から始めて、効果を見てから広げるかどうかを決められます。
アプリで、そのまま契約する最短当日
アカウント登録と組織作成
無料アカウントを作成し、管理画面から組織を作成します。入力は組織名だけです。
カードでご契約
請求先メールアドレスを確認のうえ、5ライセンスからカード決済でご契約いただけます(1ライセンス 月650円・税込)。請求書・領収書は管理画面からいつでも取得できます。
メンバーを招待して開始
メールで招待し、参加した方にシートを割り当てれば、その日から使い始められます。
50ライセンスを超えるご契約や、請求書払い(銀行振込)をご希望の場合は、お問い合わせから個別にご案内します。
相談しながら進める
お問い合わせ
フォームから、現在の課題や検討状況をお聞かせください。「情報収集の段階」でも構いません。
ヒアリング
オンラインでお話を伺います。課題と組織の状況に合わせて、どこから始めるのが良いかをご一緒に考えます。
小さく始める
まずは、希望するチームや部署でのトライアルから始めます。企業プランは5ライセンスからで、数名のチームで構いません。続くかどうかを小さく確かめてから、広げられます。
ご担当者の負担は、対象メンバーの決定と社内へのご案内が中心です。アカウントのセットアップは運営がサポートし、アプリの配布・端末設定は必要ありません。
よくあるご質問
次の1on1に、 部下が言葉を持ってくる組織へ。
まずはご自身で、1回試してみてください。 組織の状況をお聞かせいただければ、いまある機能の範囲で、できること・できないことを率直にお話しします。
まず1部署・数名から始められます。効果を見てから広げられます
すでにお決まりの場合は、アプリからそのままご契約いただけます。
